石動曳山祭 2007/4/30
小矢部市の春の伝統行事、石動曳山(ひきやま)祭は二十九日、市中心部で始まった。豪華絢爛(けんらん)な十一台の
花山車(はなやま)が勢ぞろいし、大型連休を利用して訪れた大勢の観光客を魅了した。三十日まで。

 石動曳山祭は、江戸時代後期から続く地元・愛宕神社の春季例祭。昨年まで四月二十三、二十四日の開催と決まって
いたが、山車(やま)の引き手を確保するとともに、より多くの観光客に楽しんでもらおうと、祝日の二十九日と翌三十日に
変更した。

 同市八和町の小矢部商工会館前に同神社の御旅所が設けられ、十一町内の山車が勢ぞろいした。きめ細かな彫刻や
金工などの装飾に加え、和紙の花笠(はながさ)を飾った山車は花山車として知られる。

 今年は駅前と上野本町の町内会のみこしと、城山町の子どもみこしも会場に飾られ、城山町子ども太鼓の演奏が祭りを
盛り上げた。

 神事の後、山車は車輪のきしむ音を響かせながら、一斉に市中心部を練り回った。交差点では引き手が豪快に山車を
方向転換させ、見守る人から歓声が上がった。

 山車は古いもので約二百五十年の歴史があり、市指定文化財になっている。三十日は三台の山車が街を練る。
小矢部市の春の伝統行事、石動曳山
祭が29日、旧石動町部で始まった。
初日は5町の花山車(はなやま)が
練り回り、金工や彫刻、漆芸の技術
の粋を集めて造られた豪華絢爛(け
んらん)な姿を披露した。24日まで。
29日は北上野、南上野、上新田、中
新田、下新田の5町の花山車5基が
町に繰り出した。北上野町の花山車
は、町の住民25人に引かれ、ゆっく
りと練り回った。
29日は午後1時半に、全11基の花山
車が同市八和町の小矢部商工会館前
に勢ぞろいする。午後2時ごろ一斉に
町練りに出発する。
花山車は古いもので250年の歴史が
あり、市指定文化財になっている。平
成13年度から市の補助で順次修理さ
れ、往時の美しさを取り戻している。

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